あ な た を 愛 す る 英 会 話

自然に、楽しく♪

主語

日本語では主語を省いて話すことが多いですよね。

 

「(私は)今、家(に居る)」

とか、

「(あなたは)お昼(に)何(を)食べた?」

とか。

 

日常会話では、色々省きますよね。

 

英語などヨーロッパ諸語は、たいてい主語をはっきりさせます。

主語を言わなくても、動詞を聞けば、何人称かわかる言語もあります。

 

私はこれが、アイデンティティ形成に、大きく影響を及ぼしていると考えています。

 

[ 誰が、何をするのか。]

 

責任の所在などの大事ではない普段の会話では、その「誰」を強く意識はしていないかもしれませんが、刷り込みというか、潜在意識にはじわじわ効いていると思います。

 

例えば、積極性、イニシアティヴ( initiative )を取るのが苦手とか。

 

所謂 ”同調文化” なるものは、主語を省く事で自・他の線引きが曖昧になる事による部分も、小さくないのではないかと思うのです。

 

一方で、一体感や連帯感を感じやすいのかもしれませんね。

 

ともすると言語の習得は「学問」のようにとらわれがちですが、言語 / 言葉が「文化」である事を、感じます。